
海月ラビィ「殻を破る自由」
日常の中で、
私たちはいつの間にか「規制」や
「モラル」という見えない網に
絡め取られています。
もちろん、それらは社会で共に生きるための
大切な秩序でもあります。
ですが、ともすればそれは
「自分らしさ」を
押し殺してしまう枷にもなりかねません。
本当の意味でその殻を破るためには、
周りの基準に合わせるのではなく、
自分の基準を持つことが必要です。
自分がどう生きたいのか、
どんな価値観を大切にしたいのか。
その軸が定まってこそ、
初めて規制やモラルの波に飲み込まれず、
主体的に選択できるようになります。
たとえば、恋愛においても
「こうあるべき」
という世間の声に従いすぎると、
本来の心が見えなくなります。
人に誠実であることはもちろん大切ですが、
それ以上に大事なのは、
自分の想いを偽らずに表現することです。
好きという気持ちを大切にする、
その勇気こそが、殻を破る一歩になるのです。
自由は外から与えられるものではありません。
自分の内側に眠っている「確かな自己」を
見つけ出すことで初めて、
自由は芽生えていきます。
今日一日、自分の心に正直に。
その小さな積み重ねが、
やがて大きな殻を破り、
新しい自分を生み出すのだと思います。