【まる】顔立ちよりも顔つきが大事
先日、家族で外食をしたときのことです。
そのお店で接客してくれた店員さんの笑顔が、あまりに素敵で思わず釘付けになってしまいました。
表情の柔らかさも、声のトーンも、驚くほど「ちょうどいい」。
こちらの緊張をふわっと溶かしてくれるような、あたたかい空気をまとっていて、
心の中で「た、只者じゃない気がする……!!」と叫んだほどです。
気になって、つい目で追ってしまったのですが、
その店員さんは他のスタッフさんからいろいろと声を掛けられていて、
自然と相談や指示が集まっているようでした。
その姿を見て、「あぁ、この人はきっとお店の要なんだな」と腑に落ちたんです。
その時ふと、
人って「顔立ちの良さ」よりも、「顔つき」に惹かれるんだなぁ
そんなことをしみじみ感じました。
あの店員さんの柔らかい笑顔の奥には、
きっと日々の心の姿勢や、人との向き合い方が表れていたのだと思います。
そこに、こちらが自然と惹かれてしまったんですね。
だいたいの人は、怒っているような表情の人よりも、
柔和な表情をしている人のそばにいたくなるものではないでしょうか。
その「柔らかさ」は、昨日今日で作られるものではなくて、
日々の小さな選択が積み重なって滲み出るものなのかもしれません。
まずは自分自身をそっと労り、慈しむこと。
そんな毎日の積み重ねが、
未来のあなたの顔つきをやさしく育ててくれます。
生まれ持った顔立ちは変えられなくても、
顔つきは「今の自分」と「これからの自分」でゆっくり育てていけるもの。
そのやさしい積み重ねが、
人を惹きつける魅力的な表情へとつながっていくのだと思います。

