【ジャニス渚】冬の始まりに気をつけたい『冬季うつ』
───特に雪国では発症しやすいって知っていますか?
冬が近づくと、「何となく気分が落ちる」「朝がつらい」と感じる人が増えてきます。
これは、冬季うつ(季節性情動障害:SAD)と呼ばれる状態で、日照時間が短くなる季節に起こりやすい症状です。
特に、曇りや雪の日が多い”雪国”の地域では要注意です。
❄️『冬季うつ』の主なサイン
・気分が沈む、やる気が出ない
・朝の強い眠気、起きられない
・甘いものが食べたくなる
・外出が面倒に感じる
・集中力が続かない
毎年、冬になると同じような症状が出る場合は、冬季うつの可能性があります。
☁なぜ雪国の人は『冬季うつ』になりやすいのか?
1.日照時間が極端に少ない
雪国の冬は曇天が続き、太陽を浴びる時間がほとんどありません。
光不足は、体内時計の乱れや気分の低下につながります。
2.外出しにくい環境
雪・寒さ・道路状況により、外へ出る機会が減り、運動量が低下。
気分も閉じこもりがちになります。
3.室内の光が不足気味
暖かい室内で過ごす時間が増えますが、屋内照明は太陽光ほど明るくなく、十分な刺激にはなりません。
⛅雪国でもできる『冬季うつ』対策
1.”朝の光”を意識して取り入れる
・曇りでも窓際で10~15分過ごす
・カーテンを早めに開けて自然光を取り込む
2.短時間でいいので外へ出る
・買い物ついでの5分散歩でも効果あり
・雪の反射光は曇りでも意外と明るい
3.室内でできる軽い運動
・ストレッチ、ヨガ、室内ウォーキング
・体温が上がると気分がリセットされやすい
4.気分が上がる”お楽しみ”を用意する
・温かい飲み物でほっと一息
・好きな音楽や趣味の時間
・香りや照明など環境を心地よく整える
🍃冬を乗り切るために
冬の気分の落ち込みは、誰にでも起こりうる自然な変化です。
「つらいな」と感じた時は、自分を責めず、少しだけ生活を整える工夫をしてみてください。
それでも心の重さが続く場合は、周囲や専門家に相談することも大切です。
長く暗い雪国の冬こそ、無理せず自分をやさしくケアして過ごしましょう!

