【ジャニス渚】冬至にかぼちゃを食べる理由 ～日本の風習を解説～
冬至とはどんな日？
冬至は、1年でいちばん昼が短く、夜が長い日です。
この日を境に少しずつ昼の時間が長くなるため、昔の人は冬至を
「太陽が生まれ変わる日」
「運気が上向き始める日」
と考えていました。
なぜ冬至にかぼちゃを食べるの？
栄養が豊富で冬を元気に過ごすため
かぼちゃには、βカロテンやビタミンC・Eが多く含まれています。
これらの栄養は、寒さで体調を崩しやすい冬に、健康を保つ助けになると考えられてきました。
保存がきく貴重な野菜だった
昔は、冬に新鮮な野菜を手に入れることが難しく、保存できる野菜はとても貴重でした。
かぼちゃは秋に収穫し、冬至の頃まで食べられるため、冬の大切な食材だったのです。
「ん」がつく縁起の良い食べ物
かぼちゃは「南京（なんきん）」とも呼ばれます。
「ん」がつく食べ物を食べると、運がつくという言い伝えがあり、縁起の良い食べ物として
冬至に食べられてきました。
冬至のほかの風習
ゆず湯に入る
冬至には、ゆず湯に入る習慣もあります。
ゆずの香りでリラックスでき、体を温めることで風邪予防になると考えられていました。
また、「ゆず＝融通がきく」という語呂合わせも理由の一つです。
まとめ
冬至は、これから少しずつ日が長くなり、運気が上向いていく節目の日です。
かぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりする習慣には、寒い冬を元気に乗り切るための
昔の人の知恵が詰まっています。
日本の伝統行事として、冬至を楽しんでみてはいかがでしょうか。
