【ジャニス渚】外国人は愛情表現が上手?
日本に住んでいると、よく耳にするのが「外国人って愛情表現が上手だよね」という声。
確かに、映画やSNS、旅行中などで、海外の人たちが堂々と「I love you」や
ハグを交わす姿を見ると、そう感じる人も多いかもしれません。
でも本当に「愛情表現が上手」なのでしょうか?
それとも、ただ表現の仕方が違うだけなのでしょうか?
愛情表現のスタイルは文化によって違う
欧米(アメリカ・ヨーロッパなど)
・日常的に「愛してる」「君が好き」「今日も素敵だね」
といったポジティブな言葉を使う。
・家族や友人との間でもハグやキス、”I love you”などのスキンシップが多い。
・愛情を「隠す」よりも「伝える」ことが大切とされる文化。
日本
・気持ちを言葉に出すことは少なめ。
「恥ずかしい」「言わなくてもわかるでしょ」という考え方も。
・愛情表現は、さりげない気配りや態度に込められることが多い。
・スキンシップは控えめで、プライベートな空間でのみ行われることが多い。
「上手・下手」ではなく「違い」である
「愛情表現が上手」という言葉の裏には、「たくさん言葉で伝えることが良いこと」
という前提があるのかもしれません。
しかし実際には、愛情の深さや誠実さは、言葉やスキンシップの量だけでは測れないものです。
静かな気遣いも、毎日の当たり前の行動も、立派な愛情表現。
つまり、「上手かどうか」は、文化や個人の価値観によって変わってくるのです。
あなたに合った愛情表現が一番
大切なのは、どちらが正しいかではなく、自分がどんな愛情表現を大事にしたいか
を知ること。
言葉で伝える愛も、行動で示す愛も、どちらも素敵です。
国や文化による違いを知ることで、相手の愛情をより深く理解できるようになるかも
しれませんね。

