【ジャニス渚】生姜の正しい摂り方 ~冷え・風邪に効く使い分け~
生姜は、昔から体に良い食材として親しまれていますが、実は生の生姜と加熱・乾燥した生姜では、
体への働きが大きく異なります。
目的に合わせて使い分けることで、生姜の力をより効果的に取り入れることができます。
生の生姜の働き━━体の表面を温める
生の生姜に多く含まれる成分は、「ジンゲロール」。
この成分には、血流を一時的に高めて体の表面を温める作用や、発汗・殺菌・抗炎症作用があります。
こんな時にオススメ
・風邪のひき始め
・夏の冷房による冷え
・食中毒予防(刺身や冷奴の薬味)
・喉の痛みや炎症がある時
すりおろした生姜を紅茶に入れたり、はちみつと合わせるのがオススメ。
但し、発汗作用が強いため、冷え性の人や冬の夜は、摂りすぎに注意しましょう。
加熱・乾燥生姜の働き━━体の内側から温める
生姜を加熱・乾燥すると、ジンゲロールが、「ショウガオール」に変化します。
ショウガオールは、体の深部を温め、血流を改善し、代謝を高めるのが特徴。
こんな人にオススメ
・冷え性
・冬の体調管理
・ダイエット中
・胃腸が弱い人
生姜パウダーを味噌汁やスープに加えるなど、毎日の食事に取り入れると続けやすくなります。
タイミング別・生姜の使い分け
・朝・日中:生の生姜で活動モードに
・夜・寒い季節:加熱・乾燥生姜で冷え対策
摂取時の注意点
生姜は体に良い反面、摂りすぎると胃を刺激することがあります。
1日の目安は5~10g程度。
胃の弱い人や、妊娠中の人は、少量から始めましょう。
まとめ
・風邪・殺菌目的→生の生姜
・冷え・代謝アップ→加熱・乾燥生姜
生姜は、「使い分け」こそが、健康の近道です。

