
【ジャニス渚】運命の赤い糸の人は、みんな誰でもいるの?
◇「赤い糸の人は誰にでもいる」と信じたい気持ち
東アジア圏に伝わる赤い糸の伝説では、「人は生まれた時から、運命の相手と見えない糸で結ばれている」
と言われています。
たとえ遠く離れていても、すれ違っていても、時が来れば必ず出会う━━
そんなストーリーに、希望や安心を見いだす人は少なくありません。
孤独な時、恋に悩んだ時、この伝説が心を支えてくれることもあります。
◇現実や哲学から見ると…
ただ、現実的に考えると、「赤い糸の人が必ず一人、誰にでも存在する」と言い切ることは
難しいかもしれません。
人生は偶然と選択の積み重ね。
誰と出会い、どんな関係を築くかは、その時々の選択によって変わっていくものです。
運命的な出会いと思っていても、価値観のズレや環境の変化で別れが訪れることもあるでしょう。
◇「この人が赤い糸の人だ」と思える瞬間がある
では、赤い糸なんて幻想なのか?...そうとも限りません。
「この人と一緒にいたい」と心から思える出会いがあった時、
「このご縁は特別だ」と感じた時、
それこそが、自分にとっての”赤い糸の人”との出会いなのかもしれません。
つまり、赤い糸の存在は「いる・いない」ではなく、「感じるもの」とも言えるのです。
◇赤い糸の人は一人とは限らない?
さらに、こんな考えもあります。
「人生には、時期によってつながる”赤い糸”が変わることもある」
子どもの頃の親友、学生時代の初恋、人生の伴侶…。
どれも深いご縁で結ばれた人たちです。
そう考えると、「運命の人」は一人に決まっているわけではなく、人生の中で何度も現れる可能性も
あるのではないでしょうか。
☆赤い糸を信じる…ということ
「赤い糸の人がいるかどうか」
それは目に見えないからこそ、正解も間違いもありません。
けれど、「自分にとって大切な人とのご縁を信じて、大事にすること」
その姿勢が、”赤い糸の人”と出会うための一歩なのかもしれません。
あなたがいつか、「この人が赤い糸の人かもしれない」と感じる日が来たら、
どうかそのご縁を大切に育ててくださいね。