【ジャニス渚】風のように甦るあの日の景色
先日トリコさんと一緒に、友達が店長を務める飲食店に行った時のこと。
ふと耳を傾けると、懐かしいメロディが流れてきました。
♬風の「ささやかなこの人生」(同世代しか知らない😅)
イントロを聴いた瞬間、心の奥にしまっていた記憶が、ふわっとほどけるように
甦ってきたんです。
一気に中学時代の景色が広がっていきました。
当時、私はひとりの男の子に密かに恋をしていました。
彼はクラスでも目立つ存在で、友達とバンドを組んでギターを弾いていて。
文化祭では、フォークソングを歌っていたっけ。
ステージの上で歌う彼の姿を、そっと見ていたのを思い出します。
髪をかき上げる仕草、指先でつま弾くコード、少し照れたような笑顔。
それだけで胸がいっぱいになって、何も言えなくなるほどドキドキしていました。
あの頃、私たちのまわりには、いつも音楽があった。
フォークギターの優しい音、歌詞の一つ一つに自分を重ねてみたり、
カセットに録音して何度も聴いたり。
音楽は、私たちの気持ちや日常をそっと包んでくれていました。
そして今、「ささやかなこの人生」を聴いたこの日もまた、
年を重ねた私にとって、ささやかだけど大切な記憶の1ページになりました。
🎶今日の1曲:
風♪ ささやかなこの人生
♬花びらが散ったあとの
桜がとても
冷たくされるように
誰にも心の片隅に
見せたくは
ないものがあるよね
だけど人を愛したら
誰でも心の
とびらを閉め忘れては
傷つきそして傷つけて
ひきかえすことの
出来ない人生に気がつく
やさしかった恋人達よ
ふり返るのはやめよう
時の流れを
背中で感じて
夕焼けに
涙すればいい♬
♡こうして思い出すたび、「あの頃も悪くなかったな」って思います。
恋をしたり、悩んだり、うまく言えなかった気持ちも全部、
今の私の中でちゃんと生きている。
またどこかで、懐かしい曲に出会えたらいいな。

