【遅崎カカオ】「私が全部悪かった」と、自分を責め続けてしまうあなたへ
「あのとき、もっとちゃんとできていれば」
「どうして、あんなことを言ってしまったんだろう」
一日が終わって、ようやく静かになった時間。
もう取り戻せないあのときの場面が、
何度も頭の中でグルグル回って、
自分を責めてしまうことはありませんか。
相手の表情も、自分の言葉も、何度も頭の中で繰り返す。
気づけば「あの言い方はよくなかった」という後悔から、
「私はだめな人間だ」という否定に変わっている。
それほど後悔しているのは、
あなたがそれだけ大切にしたかったものがあったからかもしれません。
だから、
簡単に「気にしなくていい」とは言えないのだと思います。
ただ、
私は、いつまでも自分を罰し続けることまでが、反省ではないと思っています。
悪かったと思うことには、ちゃんと向き合う。
必要なら謝り、相手の気持ちを尊重する。
そのうえで、これからの自分にできることを考えていいんです。
たとえば、余裕がなくて、身近な人に強く当たってしまったとき。
「どうしてあんなことをしたんだろう」と責めるだけでは、
次も同じ場面で苦しくなるかもしれません。
あの日は何を我慢していたんだろう。
疲れていることを、誰にも言えずに抱え込んでいたのかな。
次は言い返す前に、
「少し落ち着いてから話したい」と伝えられるだろうか。
そうやって、次におこるかもしれない場面を一つ思い浮かべてみる。
後悔が消えなくても、次にできることが少し見えてきます。
私は長く会社員として、
生産開発や品質管理の仕事に関わってきました。
問題が起きたとき、
誰かを責め続けても、それだけでは改善につながりません。
なぜ起きたのか、
何を変えれば繰り返さずに済むのかを、一つずつ見ていきます。
心の問題を仕事とまったく同じように扱うことはできませんが、
自分への問い方には、どこか通じるところがあるように思います。
「どうして私はだめなんだろう」から、
「次は何を大切にしたいんだろう」へ。
問いが変わると、自分に向ける言葉も、
少し変わってくることがあります。
鑑定でも、「私が全部悪かったんです」と、
ご自身を強く責めている方とお話しすることがあります。
そんなときは、すぐに答えを出そうとせず、
何を後悔しているのか、
本当は何を伝えたかったのかを、一緒に整理していきます。
言葉にするうちに、
「本当はもっと分かってほしかった」
「もう同じことをしたくなかった」
「もう二度と相手を傷つけたくなかった」
という気持ちに気づくこともあります。
その気持ちが分かっても、すぐ自分を許せるとは限りません。
それでも、
これからどうしたいのかを考える手がかりにはなると思っています。
今、自分を責めるのをやめられなくても、
無理に前向きにならなくて大丈夫です。
「この経験から、私はこれから何を大切にしたいんだろう」
答えを急ぐ必要はありません。
もし、一人で考えているとどうしても同じところをグルグル回ってしまうときは、
鑑定の時間を使っていただいても構いません。
今の後悔と、これからの願いをゆっくり言葉にしながら、
あなたにとって無理のない一歩を、一緒に見つけていきましょう。
ほしよみ堂金沢店

