【遅崎カカオ】納得していない。でも「分かりました」と言わないと、上司の話が終わらない。
「だから、俺の言うとおりにして」
こちらの考えを説明しても、同じ話に戻ってしまう。
事情を伝えようとしても、
「そういうことを言っているんじゃない」と遮られる。
ただ黙って聞いていても、終わらない。
少しでも異なる意見を口にすれば、また最初から説明が始まる。
そして気づく。
「分かりました」と言うまで、この話は終わらないのだと。
理解できたからでも、納得したからでもない。
その場を終わらせるために、うなずいてしまう。
そんな経験はありませんか。
自分の考えが絶対に正しいと言いたいわけではない。
上司に勝ちたいわけでもない。
ただ、現場で起きていることや、
その進め方では難しい理由を、聞いてほしかっただけ。
でも、話し合っているつもりが、
いつの間にか「上司の考えを受け入れる時間」になっている。
時計が気になる。
戻らなければ、仕事が進まない。
それでも、目の前の話は終わらない。
「もう、分かりましたと言ってしまおう。」
そう答えて席に戻ったあと、
胸の中には、言えなかった言葉が残ります。
本当は、そうではない。
まだ伝えられていないことがある。
このまま進めて、本当に大丈夫なのだろうか。
納得していないのに受け入れた自分にも、
もやもやしてしまうんですよね。
けれど、
その場で言い返せなかった自分を、責めなくてもいいと思います。
長いやり取りを終え、仕事に戻るために、
そのとき取れた精一杯の対応だったのかもしれません。
「分かりました」と答えたことと、
自分の考えが間違っていたことは、同じではありません。
ただ、こうしたことが続くと、
報告する前から身構えるようになります。
「また長くなるんだろうな」
「何を言っても、結論は決まっているんだろうな」
やがて、意見を伝えること自体を諦めてしまう。
それは、仕事への意欲がないからとは限りません。
伝えても受け止めてもらえなかった疲れが、
重なっているだけかもしれません。
私は、そんな状況を「伝え方を変えれば解決する」と、
本人の努力だけで片づけたくありません。
そのうえで、
自分を守るためにできる工夫を一緒に考えていきたいと思っています。
たとえば、「分かりました」の意味を、
少し具体的にすること。
「ご指示の内容は理解しました」
「そのうえで、進めるにあたりこの確認は必要だと考えています」
そう伝えられる場面なら、
指示を受け取ったことと、残っている懸念を分けて言葉にする。
口頭では伝えきれない場合は、
指示内容や確認事項を短く文章に残す方法もあります。
それでも難しいやり取りが続くなら、
信頼できる別の上司や相談先に、具体的な経緯を共有してもいいのです。
相手が納得するまで、
あなた一人が抱え続けなければいけないわけではありません。
鑑定では、カードを一つの視点にしながら、
職場で何に疲れているのか、
これから何を大切に働きたいのかを整理していきます。
すぐに辞めるか、我慢して残るか。
その二つだけで、答えを急がなくても大丈夫です。
あの場で言えなかったこと。
「分かりました」のあとに、飲み込んだ本音。
ここでは、その続きを聞かせてください。
自分の考えまで否定せずに働いていくために、
どんな関わり方や選択があるのか、一緒に考えていきましょう。
ほしよみ堂金沢店

